タブレット「ASUS ZenPad 7.0 (Z370KL)」のUSBの受け口が破損して充電できなくなりました。具体的に言うとUSBの受け口の一番端の電源供給用の端子が剥離していました。子供がタブレットの充電ができないというので、USBを差し込んでみると確かに充電できません (充電のランプがつかない)。USBの接触かなと思い、少し動かしてみましたがランプはつかず、少し力を入れて動かしてみるとランプがついた!しかし、すぐに消灯。
ネットにある情報を一通り読み、試せるものは試してみたんですが、改善せず。途方に暮れて、USBの受け口をLEDライトを照らしてまじまじと見てみると奥のほうに光るものが、最初は何かな~くらいに思っていたんですが、もう一度ネットで調べていると、そう電源供給用の端子が剥離して奥に押し込まれた状態だったんです。
この時点で思いついた対策は「USB以外からの電源供給」、もしくは「USBの受け口を修理する」の2点でした。修理ついては、以前液晶を部品のみを購入して修理した経験があるのと「ZenPad」なのでUSBの受け口も部品として販売しているんじゃないかなと思いました。とはいえ、「部品があるかわからない」「なおせるかどうかわからない」ので、これは最終手段かつ遊び程度に考えて「USB以外からの電源供給」を調べていきたいと思います。
まずは、タブレットの仕様を調べました。
タブレット「ASUS ZenPad 7.0 (Z370KL)」について
ASUS ZenPad 7.0 (Z370KL) | タブレット | ASUS 日本
ASUS ZenPad 7.0 (Z370KL) | タブレット | ASUS 日本
カタログ
http://www.asus-event.com/pdf/asusjp_brochure_tb_Z370KL.pdf
カタログを調べると「USBポートmicroUSB」以外に「USB(pogoピン)」というインターフェースがあることがわかりました。
USBポートmicroUSB×1、USB(pogoピン)×1 ※7
※7 Z370KL/C用アクセサリのオーディオカバーやパワーケースに対応しています。
さっそくオーディオカバーやパワーケースを調べてみましたが、現在は販売していない。もしくは見つけるのが困難のようで、かりに見つかったとしても本体側のUSB経由での充電ができなければあまり魅力に感じませんでした。
今回のイベントではZenPad本体だけでなく、純正アクセサリ(オプション)として別売りされるこれらのカバーやケースの中の2つ、Audio CoverとPower Caseもご提供頂きました。それぞれ、ZenFoneでいうVIEW FLIP COVERのように、メーカー純正でケースの裏側を外して付け替えることで機能などを付加することが出来る、というものです。
そんな中、アマゾンでたまたま見つけたのがこちら。
タブレット「ASUS ZenPad 7.0 (Z370KL)」をワイヤレス充電可能にする
最初は何のカバーなのかなと思いましたが、簡単に言うとタブレット「ASUS ZenPad 7.0 (Z370KL)」をワイヤレス充電可能にしてくれるカバーでした。
Qi規格のワイヤレス充電については、このあたりのページを参考にしました。
【2020年版】Qi規格のワイヤレス充電器おすすめ20選。手軽にスマホを充電
バッテリーが悪くなるって本当?ワイヤレス充電の仕組みをわかりやすく解説!
もし、カバーを装着したがワイヤレス充電ができなかったらどうしようかと思ったのですが、私はNexus5という名機?をもっていて、こちらがQi規格のワイヤレス充電に対応しているということなので、最悪買い損はないということがわかりました。
Nexus5をバッテリー交換したらQiでワイヤレス充電できない – grum’s diary
Nexus5のほかに富士通のAllows MO3、妻がiPhone 7なのですが、いずれもワイヤレス充電に対応していない (Qiワイヤレス充電キットはある) ので、この点は残念でした。というわけで、Qi規格のワイヤレス充電器をアマゾンで調べていると、レビューが多く激安な2点を絞り込むことができました。
検討したQi規格のワイヤレス充電器
どうせ買うならアンカー製品が欲しいのですが、そもそもこのカバーで充電できるかわからない、Qi規格のワイヤレスに対応している手持ちの端末が1つなこと、この2点があるので安価な製品でよい、となりました。
では、アマゾンのクチコミ・レビューを調べていきます。
スマホとかは充電できるのですがなんだかすぐ壊れそうな作りのやつです。
8mm充電が嘘ならちょっとお値段高くてもちゃんとしたメーカーのやつを買うのをお勧めします。[2020年4月17日]
しょっぱなからイタイですね。が、ケースはなしなのでよしとしましょう。また、厚めの手帳型ケースをつけたままでも充電OKとのクチコミもあります。
QC3.0規格ではない手持ちの2.1Aの充電器に接続して試しましたが、800mA弱の電流が流れました。直接接続だと2.1A位流れるので倍以上時間がかかると思いやめました。とりあえず使えそうです。価格が安かったのでお試しには良いと思います。[2020年4月14日]
Qi規格、QC3.0規格ともにまだ理解できていないので、まずはお試しと考えています。
置くだけ充電器として十分実用的であり快適に使用できてます。
枠の部分のLEDで上品に点灯し作動状況を一発で確認できることが気に入ってます。
充電器表面がスベスベで置いたスマホに位置がずれ易いのが難点かなとは感じましたがこの価格でこの性能であれば十分星5つの評価をして良いと思います。[2020年4月12日]
スベスベが心配になりましたが、滑り止めが効いているとのクチコミもあります。
念の為、充電時の消費電流も測定してみましたが、他社のものとほぼ同じちゃんとした数値が出ていました。[2020年4月7日]
これは心強い。
今まで使用した無接点充電器5種類ぐらい試しましたが、これが一番充電範囲が広く、セッティングに注意を払わなくても充電しています。また、充電中の光がはっきり解ります。[2020年4月7日]
ここまで、調べてみてポイントは、
・充電できるかどうか?
・充電器と端末の位置
・滑り止めの有無
・充電スピード
・LED
・見た目
・コスパ
あたりをみんな重視しているんだなとわかりました。
iPhone11についてくるアダプターはQI対応ではないため対応アダプターを別途購入し繋げた所かなりのスピード改善。[2020年4月6日]
「ACアダプターの容量を大きいものにすれば、充電速度も十分なものになります。」とのレビューもありました。
USBでコンセントに接続すると青と緑の交互のシマ模様に光り、
そのあと緑色に光り、何も乗せないと灯りが消えます。
通常時は何も光らず充電を待つ状態になり、
スマホを乗せ、Qi充電が始まると青く光ります。
充電中は青い光りが10秒ごとに緩やかにフェード点滅します。
接触が不安定だと青と緑の光りで素早く点滅を繰り返します。
充電後にスマホを取ると緑色に光り、数秒後に消えます。[2020年1月26日]
LEDで充電器の状態や充電の状況がわかるのはありがたいですね。
続いて候補に挙がったのがこちらの充電器です。
では、アマゾンのクチコミ・レビューを調べていきます。
充電できる範囲が狭く、1ミリでもずれると充電できません。ランプ点灯がないため充電できていたと思っていたらできていなかったことにショックです。かなり神経を使います。ストレスが溜まります。[2020年4月14日]
これは厳しい。
表面と底部にすべり止めとしてシリコン素材が使われています。[2019年12月8日]
これはありがたいですね。
メイド イン チャイナですが、USB-Cケーブルを採用し、放熱用の排気口も設置して、ワイヤレス充電で懸念されている加熱に対する対策もできています。
かなりリーズナブルな価格ですが、単なるパクリで安く製品を提供している会社じゃないと思いましたが、
電話番号を調べたら、オーストラリアのメーカーのようです。[2020年1月7日]
USB-Cとオーストラリアのメーカーが特徴的です。
USBケーブルと充電器本体との接触が悪いとうまく充電されず、たまに繋ぎ直すことがあります[2019年11月7日]
これは当たりはずれか?
充電中のランプ表示が無いのは予想外でした。
ただ、充電出来る範囲が広そうなので良しとしますが、不安な方にはおすすめしません。[2020年2月20日]
充電状態がわからないのは残念ですね。
とにかく反応が悪い。
パッド上で何回も上下で探るようにしないと充電状態にならない。[2020年2月2日]
充電出来る範囲が広そうとの意見もありましたが、上記のように端末とパッドの位置がシビアな意見が多いです。
以上から「IMDEN 10W Qi ワイヤレス 充電器」に決めました。「Hevanto ワイヤレスチャージャー」のUSB-Cは魅力的なんですが、「充電中のランプ表示が無い」のと「充電できる範囲が狭い」という意見が多いという点でIMDENになるかな。以下は、今回見送った「Hevanto」のスタンド式のワイヤレスチャージャーです。本当はこのような形が欲しいのですが、若干高くなります。購入が初めてなのと今後も使うかわからないということで今回は見送りました。
解決!無事にワイヤレス充電できました
2020年4月23日(木)にASUSTek純正の「ASUS ZenPad 7 ( Z370KL / M700KL 対応) ワイヤレス充電 ( Qi規格に準拠 ) NFC カバー 90NP0052-P00010」と「IMDEN 10W Qi ワイヤレス 充電器 qc 3.0 発熱対策 急速 無線 充電 超薄型 軽量 呼吸ランプ付き 多重保護 車載 ワイヤレスチャージャー」がそろいました。「あて名不完全」で時間はかかりましたが、
アマゾン通販のゆうパケットが「あて名不完全のため」差出人に返送に
無事、そろいました。カバーのほうは一足早く着き装着できることを確認していました。ワイヤレス充電器におそるおそるのせてみるとと無事充電が始まりました。Qiについてタブレットの「Androidのバージョンは?」「タブレットを起動してワイヤレス充電のための設定が必要?」「っていうかタブレットの充電がないから起動できないんだけど…」なんていう心配もしましたが、無事に充電できてほっとしています。
不幸中の幸いだったのは、タブレット「ASUS ZenPad 7.0 (Z370KL)」だったことですね。これは偶然じゃなくてグーグルのNexus7やNexus5を買ったときに気づいたんですが、海外のネットモールで液晶だけとか部品を売ってるんです。つまり、自分で修理できたりするんです。長く使いたい場合はこういったこともポイントになりますね。
これを機に子供が使用する端末には注意したいと思います。また、「Qi」や「ワイヤレス充電器」の知識も深めていけたらなと思いました。あと、
とはいえ、新しい機種が欲しくなってきた。次も「ASUS ZenPadシリーズ」になりそうです。アマゾンで「ASUS タブレット ZenPad 8 Z380KL ホワイト」の”ほぼ新品”が16,000円くらいでした。
今回はいったんスルーした「USBの受け口の修理」
「USBの受け口の修理」ですが、とりあえずスルーですね。一応、調べた結果以下のようなページが見つかりました。
ASUS ZenPad 7.0 Z370KL Z370C共通 USBコネクター交換修理(充電) – MOUMANTAI オンラインショップ|スマホ タブレット パーツ販売 修理
USB端子のみの購入もできるけど、さすがにこの修理はしたくない。最後の手段。
GENUINE ASUS ZenPad 7.0 Z370KL Micro USB Charging DC Socket Port Connector for sale online
そもそも「USBの受け口」に対策をすべきだった
子供がメインで使用するのであれば、はじめからこういうのを検討すべきでしたね。USB端子が抜けやすいものがあるみたいなのでレビューはチェックしておきたいです。
コメント